

埼玉県草加市から来ていただいた
LEXUS UVF46 LS600hl
走行距離は 11.5万キロです




やっぱり LSは足回りが弱い・・・
アッパーアームに ロアアーム
切れてます
460 600 ともに弱いんですね


ロアアーム
ゴムブッシュがちぎれて飛び出ています
あと少しで軸が抜けそう

こっちもフロントロアアームですが
大苦戦しました
カラーが入っているのですが
どうやら錆びて固着してしまったようです
ちなみに 何をしても 抜けませんでしたので
カラーを切断しました
取り付けブラケットとロアアームの隙間が
あまりなかったので 悪戦苦闘


新しいカラーと 抜けたけど錆びているカラー
新しいロアアームと 固着したアーム・カラーです
錆びる材質で作ったらダメだって
外してからハンマーで叩いてみましたが
まったく動きませんでした

このアッパーアームはサスペンションの裏側にナットが
あるので サスペンションを外さないと 取れないようにできています



徐々に分解していき
サスペンションを外してやっと
アッパーアームの付け根にたどり着きます
作業性悪いな


対策部品ですね
形が違いますが
根本的には変わっていないため
また壊れるんですよね

さて 異音の原因 ですが
ショックアブソーバーの抜け です
バネサスなら 漏れているのが
外側からわかるんですが
エアサスの場合は 外して逆さまに
しないと分からないんですよね
アブソーバーが抜けてくると
足回りからコトコト音がし始めます
コトコト音の後は 段差での突き上げが始まり
最終的には エアーのみの力で車体を支えているため
船酔いするぐらいのフワフワ感になります
LSは気密性が良すぎるせいで 気が付きにくいのですが
おおよそ 10万キロ で抜けます
運が悪いと10万キロより早く 7~8万キロで
運がいいと10万キロを超えて 12~13万キロで
エアサスペンションの ショックアブソーバーは抜けてしまいます


リヤサスは リヤシートを外さないと外れません
グレードが高くなると 外すのも大変になってきます
リヤシートが 電動なので

フロントに続き リヤでも大苦戦!!
スタビライザーリンクロッドが
まったく回らず 中の六角が 舐めてしまった


どうやって外したのか といいますと
1本 六角レンチを 諦めました
ロッドとレンチを溶接して絶対に外れない様にしてから
溶接して熱いうちに ナットを回して 外しました
そのままでは抜けないので レンチを切断しましたよ

フロントのエアサスです
左右取り替えたんですが
うーむ写真は片側しか撮らなかったらしい

こっちはリヤサスです
こっちは両方撮ってあった

そうそう 整備マニュアルには
ブレーカーを落とすときには
絶縁手袋を使えとあったので
一応使っときました
LS600hはハイブリッドなので
感電防止ですね
それと ATF交換と
外装の鈑金塗装とコーティングなどいろいろやりました
この記事を読んでホントに沢山の方から問い合わせの連絡がすごくありすぎて
その都度 説明するのが大変なので追加で書きます
まず交換したものです
フロント
アッパーアーム 2本
ロアアーム 2本
エアー式サスペンション
スタビライザーリンクロッド
リヤ
エアー式サスペンション
スタビライザーリンクロッド
左右交換するので
すべて倍だと思ってください
460と600で少し金額は違いますが
交換の手間を含めると
70万円くらいかかるよ と回答しています
(2017年2月 時点の金額
で半期に一度価格更新がありますので
日にちが立てば部品代が上がります)
当然 車両ごとの状態で金額の変動はありますが
おおよその目安としての参考にしてください