

千葉県千葉市から来ていただいた
トヨタ ヴィッツ NCP130 です
走行距離は 2.9万キロ
フルードレベルゲージ無し
交換方法特殊タイプ

CVTを使用しているミッションはとにかく汚れるのがとても速いです
常に滑らせて走っているかららしいんですが
とっても過酷な状態で走っているんですね
CVT搭載車はよーく質問されるんですが
「どれくらいの時に交換することがいいんでしょうか?」
答えは [早ければ早いほうがいい] です
金属が動き摩擦がある以上 必ず鉄粉は出ます
それが長く乗ると必ず悪さをします
初期摩耗が一番鉄粉が出るので
1回目は 早ければ早いほうが後のダメージを少なくできます

これが 2.9万キロ走行したフルードです
汚れていると思いませんか??
まずはこの汚れをきれいにすることから始めましょう!!



まずは 全容量分のフルードを使用しました
それでもこれくらいなんです
もう一度 きれいにしていきますね
あーそうそう ATF<CVTFで使用量と1L当たりの
単価が上がります



はい これで 全容量を使用してのクリーニングは終了です
だいぶ透明度が出てきたのが分かると思います
ATFやCVTFを交換だけすれば安くて済むとか
とにかく色々なところに見積もりを出して
一番安いところで交換しようとか考え
問合せをしてくる方が増えてきました
ちょっと悲しいですね

本命のフルードは ニューテック NC-65 です
高性能フルードで仕上げていきます。



とても透明感があってキレイになりました
さて CVTフルードを交換したら
「はい 終わりです」 とならないのです
CVTの内部洗浄と フルードの交換が出来ましたら
次は フルードのレベル調整をしていきます
レベルゲージがなく交換方法が特殊なタイプは
調整するのに時間がかかります

ATFもCVTF交換も エンジンをかけた状態で
フルードの交換をするため 終わったころにはかなり熱くなってます
この熱々なエンジンとミッションを一度 常温まで冷やさないといけません
正規の交換マニュアルでは
涼しいところで一晩放置 となってます
さすがに長すぎるため
強制的に冷却し 短時間で冷やします
これで日帰りでの施工を完了させますね
交換して 入っていた分を入れたら 終わりの工場は
作業が早いだろうなー

そうそう この車両は CVTポンプのエア抜きをしないといけないので
忘れずにしないといけませんね