スズキ ワゴンR K6A エンジンの レベルゲージが全く抜けない!
という ちょっと変わった整備記録です
中古でワゴンRを購入し オイルレベルゲージを抜こうとしたらびくともしない!
何をやっても全く抜けないという相談から始まりましたが
ほんとに抜けませんでした
そこで 無理やり強引に引き抜こうとしましたが まー抜けませんね
あれこれしているうちに 動いたので おっと思いましたが
取っ手部が取れて ゲージの部だけが残りますますドツボに・・・
え? こんなことある?
と思いながら 仕方ないので分解をすることに
ちなみに このK6Aエンジンは 珍しい 直噴ターボの ワゴンR RR ですので
オイルゲージは エンジンを突き抜けています
タペットカバーを外し直接プライヤーなどで引き抜こうとするも
ビクともしない・・・ いったいどーゆーこと??
赤〇のところに ゲージはあります
ちなにみ この時点で なぜ抜けないのか わかった方
めちゃすごいです 自分は全く分かりませんでした
長く引っ張るのもなんですので正解の画像です!
いやー びっくりですね 全く想像していませんでした!
・・・
よーく見てください 衝撃の物が映り込んでいます!
まだ分かりませんか?
ではもう一枚
気が付いたときは 大笑いしてしまいました!
これは絶対に抜けいない!!
ここまで見ても ?? の人へ
もうわかりましたよね?
正解は まさかの オイルパンから オイルゲージが 飛び出ている!
です
こんなことあります?
なんでこうなる?
レベルゲージを オイルパンで挟んでいたら それは抜けませんよね
オイルパンを見ると きれいに ゲージの痕が
ここで なぜこうなってしまったのか 考察していきます
まずオイルパンは交換歴ありで とてもキレイな物が付いていた
次に ドレンボルトを外すと 画像の物が付いていました
オイルパンは新しい そして アルミでできている
ドレンボルトは短い
完全に やりましたね
このドレンボルトは スチール製のオイルパン用ドレンボルトですね
締め付けトルクを守っても これではオイルパンが破損します
アルミ製オイルパンが出始めの時にはこのように短いドレンボルトが新車時から装備されていましたが
すぐに 破損することがわかり 今は長さが倍になっています
さらに 写真がないのですが エキパイ下のマフラー取付ボルトが完全に腐食していて
通常の方法では回せませんでした
何とか回そうとした痕跡はあるものの回せなかったのでしょう
マフラーを外すことなくオイルパンを無理やり交換し
レベルゲージを付けたまま マフラーを避けて前からオイルパンを
滑り込ませてゲージを挟んで閉めてしまった為に
このような状況ができたのだと思います
今回は マフラーボルトを外し
レベルゲージを抜いてから
オイルパンを付けました
いったいどこのタイミングでこうなったのかは分かりませんが
車両を販売するときにこれくらい見ないんですかね?
それとも 気が付いたけど そのまま販売したか
販売店がオイルパンを破損させてしまい急遽直したのか・・・
どちらにしても 面白い事例ではありましたよ