

千葉県佐倉市から来ていただいた
マツダ CWEFW プレマシー
- ATF圧送式交換
- ストレーナ交換
- LLC交換
- エアーエレメント交換
- スロットルバルブ清掃
上記の作業をしました

走行距離は まだ3.1万キロ
なんですが ATFがものすごく真っ黒でした
あまりの黒さにカーショップさんでお断りされたそうです

まずはATFを抜きオイルパンを外していきましょう


滴り落ちるフルードが物凄く 黒い・・・
本当に3万キロかと疑いたくなります


フルードがドロドロとオイルパンに沈殿している
スラッジも多いし いい状態ではないですね



ぜんぜん映らないのでLEDライトを突っ込んで撮影しましたが
いまいち汚れ具合が伝わらない感じがする
すごく汚れていたんです

そして USAにて生産されたようですね
あまり関係ないけど思わず撮りました
さらに 液体パッキンですとガスケット交換にかかる作業もかなり割高です
つまりは 全体的にトヨタ車と比べても高くなるという事です
トヨタ・レクサス < マツダ という感じです
部品代が高く 手間もかかるので レクサスよりも高いという
謎現象が発生しますので びっくりしないで下さい



すごくドロドロだったのと
シールパッキンが取れなくて
苦戦しましたが
きれいにできました

シールパッキンには
ワコーズ ガスケットメイクを使用します
シールパッキンって色により硬化した後の
硬さが違うんですが
ベンガラ色(赤色)が一番固いですね
次に固いのが 黒色
で このワコーズ ガスケットメイクは
半透明で硬化した後も程よく
弾力性があるので
一番漏れにくいと思うんです
硬いほど漏れやすく
弾力があるほど漏れにくい
まあこれはいろいろ使ってみての
個人的な感想です
話が脱線しましたが
このガスケットメイク
取り付け後
オイルを入れるまで
12時間放置しなければいけないのです
早まってオイルを入れると
オイル漏れの原因になるので
その後の事を考え大事を取りますので
ご理解をお願いします

一晩お休みして
シールパッキンが固まったら
ATFを注入し
オイルチェンジャー
トルコン太郎と接続します

抜いた分 新しいフルードを入れたんですけど
真っ黒ですね

ATF交換をしながら
LLCのエア抜きも同時にやっていきます



全容量交換 1回目
ストレーナ交換を合わせても
結構な量を使っていますが
まだまだ黒いです
30分ほどATクリーニングをしまして
もう一度全容量交換やりますね



全容量交換 2回目
まだ黒味がありますが
肉眼で見ると フィルターが
見えてきました

では 大本命のATF
ニューテック 最高峰 NC-65
超高性能フルードへと
入れ替えていきます





あれだけ真っ黒だったATFが
ここまでの透明感へすることができました
フルードの汚れ方でクリーニングに使用する
ATFの量が変わってしまうのですが
きれいにする事は可能です


エアーエレメント 汚れていますねー
それだけ空気が汚れているのか??


アイドリング安定のために
スロットルバルブも清掃していきます


3~4万キロに一度 清掃してもらうと
カーボンが固まらずに
きれいに取ることができるので
定期的に清掃してくださいね
この車両は中古で購入後カーショップさんで
ATFの交換を依頼したら
あまりの黒さで断られたとの相談があり
フルードチェックの結果、交換が可能でしたので
ATF交換をしましたが
どんな乗り方をしたら3万キロで
あんなに真っ黒になるんだろうと
思うのですが
ブレーキパッドが無かったと言っていたので
おそらく 前オーナーがブレーキペダルに足を置きながら
乗る人だったのではと 推測します
さすがに整備記録には乗り方までは
記録されていないので
中古で購入したらわからないですよね