

今回は、ニッサン C26 セレナ ハイブリッド(H26年式・走行5.8万キロ)の CVTF圧送式交換をご依頼いただきました。
変速ショックなどの症状はなく、年数経過による予防整備です。
走行距離は5.8万キロとそれほど多くありませんが、H26年式ということで製造から10年以上が経過しています。
距離が少なくても、年数が経てばオイルは劣化します。これは後ほど廃油モニターでしっかり確認できます。
C26セレナ ハイブリッドは密閉式 温度管理が必要です

C26セレナ ハイブリッドのCVTは密閉式です。
一般的な車両のようにレベルゲージでオイル量を確認することができません。
オイル量の調整には規定温度での管理が必要になるため、通常のCVTF交換よりも作業時間が長くかかります。
ご依頼の際は、時間に余裕を持ってお持ち込みいただけると助かります。
トルコン太郎で圧送スタート

トルコン太郎(Jam Full Automatic CVTF & ATF Changer)**と接続し、圧送交換を開始します。

交換開始直後の廃油モニターがこちら。
真っ黒です。
コーヒーを注いだのかと思うくらい黒い。本来の赤みは完全に消えています。
走行距離は5.8万キロですが、年数が経つとこうなります。「距離が少ないから大丈夫」ではないんですよね。


洗浄交換を進めていきます。
黒→濃い茶色へと、少しずつ変化してきました。
まだまだ汚れが出てきます。


さらに交換を続けます。
徐々に茶色が薄くなってきました。汚れが抜けてきているのが分かります。
今回は洗浄1.5回実施しました。

使用オイルの WAKO'S CVTF Safety S です。
低粘度CVTF指定車両に対応しており、C26セレナにも適合します。


新油(WAKO'S CVTF Safety S)の色に近づいています。ここまでくればOKです。

走行距離は 5.8万キロ。
繰り返しになりますが、距離だけを見ると「まだ大丈夫かな?」と思うかもしれません。
でも廃油の色を見れば一目瞭然です。年式・使用年数でオイルは確実に劣化します。
C26セレナ ハイブリッドは密閉式のため、温度管理が必要な少し手のかかる作業です。
それでも、こうして廃油の色の変化を見ると「やって正解だった」と感じてもらえると思います。
「症状が出てから」ではなく、**「症状が出る前に」**交換するのが、CVTを長持ちさせる一番の近道です。
CVTFの圧送式交換はお気軽にご相談ください。
