当店では、
初めてご来店されるお客様による「持ち込み部品でのATF・CVTF交換」や
「ノークレーム前提の作業」については、原則お断りしています。
これは冷たい対応でも、利益優先でもありません。
トラブルを未然に防ぐための判断です。
初見+持ち込み作業は、トラブルになる可能性が非常に高い
初めてのお客様の場合、
- 車両のこれまでの整備履歴が分からない
- 現在の不具合の進行具合が分からない
- どんな使われ方をしてきた車両か分からない
この状態で、さらに
- 部品持ち込み
- フルード持ち込み
- 適合確認が取れていない
となると、
作業後に起きるトラブルの責任の所在が非常に曖昧になります。
特にATF・CVTFは、
- 規格
- 粘度
- 添加剤の違い
- 油量管理
これらを一つでも誤ると、
ミッションに致命的なダメージを与える可能性がある非常にシビアな作業です。
「不具合が出ているミッションを、フルード交換で何とかしたい」について
よくあるご相談がこちらです。
「AT(CVT)の調子が悪いけど、
フルード交換で何とか改善しませんか?」
正直に言います。
すでに不具合が頻発しているAT・CVTは、
フルード交換をしても改善しないケースがほとんどです。
むしろ、
- 症状が変わらない
- 一時的に良くなった気がしても再発する
- 交換をきっかけに症状が顕在化する
こうしたケースも少なくありません。
そのため当店では、状態によっては
- フルード交換は意味がない
- やるならミッション載せ替えや車両の買い替えを検討した方が良い
と正直にお伝えします。
「ノークレームでいいからやってほしい」は通用しません
このような時、必ずと言っていいほど言われます。
「何があってもノークレームでいいのでやってください」
しかし、
実際に本当にノークレームで終わった試しは、ほぼありません。
- 症状が改善しない
- しばらくして別の不具合が出る
- 「交換が原因では?」と言われる
結果として、
クレーム対応に追われ、双方ともに疲れる結果になります。
そのため当店では、
どれだけ「ノークレームでいい」と言われても
責任を持てない作業はお受けしない
という方針を取っています。
お断りするのは「お客様のため」でもあります
無理に作業を受けて、
- お客様は「直ると思ってお金を払う」
- 結果は改善しない
- 不信感だけが残る
これは、
誰にとっても良い結果ではありません。
だからこそ当店では、
- 作業する意味がないと判断した場合
- リスクが高すぎると判断した場合
その作業自体をお断りすることがあります。
最後に
当店は
「とりあえずやってみる整備」
「後から揉める可能性が高い作業」
は行いません。
その代わり、
- 状態を見極め
- 現実的な修理方法を提案し
- 責任を持てる作業だけを行う
これを大切にしています。
ご理解いただければ幸いです。

