

茨城県神栖市から来ていただいた
ボルボ V70
ATF圧送交換の依頼なんですが
変速異常ありです
この型のミッションの定番の故障らしい
変速ショック
変速タイミングのズレ
結果をまず言います
直りませんでした
- ATF全容量交換
- ミッションクリーニング
- 添加剤
- ディーラーにてTCMのアップグレード
- 不要なプログラムの削除
ここまでやって治らないということは
ATF交換では直らずに
ミッションの修理が必要になるかと
バルブコア内部の
ソレノイドバルブがダメになるみたいですね
対策部品が出ているみたいですが
バルブコアのオーバーホールが必要になるそうですよ
せっかく交換して写真は撮ったので載せますね
{追加です}
だいぶ皆さんに勉強させていただいた結果
ソレノイドバルブが壊れる(異常)になる場合
バルブを交換すると一時的には良くなります
あくまでも一時的なもので1年ほどですぐに再発します
この事から この車両のような症状がでは場合には
ATミッション内部が破損しその影響でバルブが壊れる
という結論に達しました
したがってこのような場合にはATミッションおよび
トルコンを交換したほうがいいと考えます
それだと費用が掛かりますけど・・・

輸入車のほとんどはオイルラインの
ホース取り付け部がカシメてあるので
圧送交換をする場合には
車両のホース・パイプ取り付け部の
加工が必要になります

走行距離は約10万キロです

交換前のオイルには透明度はありません
オイル・コンタミチェック異常がありませんでした




一回目のATF圧送交換と
ミッションクリーニングです
20分ほどクリーニングをした後

変速ショックに強い
ニューテック ZZ-51改
へ入れ替えていきます




フィルターが見えるまでの
透明感は出ました

交換前のオイルと比べて
透明度はかなり違います

添加剤もニューテック
NC-60 ATプラス
ATF交換では症状の改善は見られない
ようですので
原因は違うところにあると思います